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2013年 夏季アニメ考察

 夏季アニメがまもなく終わり、秋季アニメに移行しようとしている。
というわけで再び軽く夏季アニメの考察を書き記しておくことにした。
夏季アニメは目新しさや斬新さはないがその分安定感があって安心して観られるようなタイトルが多いように感じた。




ローゼンメイデン 2013:ある日「ローゼンメイデン」という魂を持った人形が主人公の元に届けられたことから主人公が「アリスゲーム」という人形同士の戦いに巻き込まれていくという物語。
かつて一期が人気を博した作品の第二期である。
今回の二期は物語の最初で一期と違う選択をしたために何も起きないまま成長した主人公の姿を描いている、いわゆるパラレルワールドである。
 ストーリーは中々に面白い。続きを観たいと思わせてくれる。
ただ、割とまじめなストーリーであるのにもかかわらず、たまに唐突に作画がギャグ調のポップな作画になる演出がある。
私としてはギャグアニメでもないのにキャラの感情表現に安易にこういった表現を使うのはあまり好ましいとは思わない。
繊細な感情表現を行うことを放棄した「逃げ」「誤魔化し」のように感じられるからだ。
 まあそういったことを差っ引いても私はこの作品は中々面白いと思うのだが、この作品のブームはすでに終焉を迎えているようである。
ネット上を見てみても悲しいほど話題になっていないのであった。

ロウきゅーぶSS:小学6年生のヒロインたちがバスケットに打ち込む姿を描いたスポーツアニメ。
これもアニメ第二期である。
内容は極一般的なスポーツアニメのようだが、何と言ってもバスケに打ち込んでいるのが「小学生の女の子」なので観てると罪悪感に似た何か不思議な感情がこみ上げてくる。
実際スパッツとブルマでバスケを行う小学生の少女の姿をはじめサービスシーンが多く、まさしく「ロリコン御用達アニメ」という称号が見事なまでにピッタリな作品である。
だが、それだけでなくバスケに関することもしっかりと描いており、バスケ経験者であれば比較的楽しめる内容となっている。
まあ、インドア派が多いであろうアニメファンにどれだけバスケ経験者がいるかは疑問であるが。

きんいろモザイク:日常系アニメのお手本のようなアニメ。
「衝撃の展開や逆転劇のなく安心して観られるほのぼのとしたストーリー」「そして定石にきちんとのっとった安定したキャラデザのかわいいキャラクター」。
とにかく冒険することなく丁寧に基本をなぞらえることによって、目新しさはないものの極めて安定したクオリティの高い日常アニメとなっている。
変に定石を外すよりも基本を愚直までにまっすぐなぞった方が日常系アニメは良いものとなり人々の支持を得られるものなのだなと私はこの作品を見て改めて気付かされた。
事実、このアニメは私が見る限り今期No1の支持を得ている。ほとんど「出てくる女の子たちが可愛い」という理由だけで、である。

超次元ゲイム ネプテューヌ THE ANIMETION:もともとどこかから発売されていたゲームをアニメ化したものらしい。
ストーリーは夕方や週末の朝に放送されている幼児向けアニメと大差ないような幼稚でベタなものだが、やはりこのアニメもサービスシーンが多い。
このアニメを観ている人の大半はキャラの可愛さとサービスシーン目当てであろう。
ストーリーは安易でベタなので、逆に内容理解に頭を使わずに上記のような要素を楽しむことに集中できるのである。
難しいことばかり考えて頭が硬直している人は、週に一度くらいは何も考えずにこういうアニメを観て少しコリをほぐした方がいいのかもしれない。

ふたりはミルキィホームズ:人気シリーズの第3期。
世界的名探偵の子孫である4人の探偵「ミルキィホームズ」に憧れる2人の女の子の物語である。
これも上記のネプテューヌ同様ストーリーは幼稚で基本的にキャラを見て楽しむようなアニメである。
また、このアニメは30分の放送枠のうち、前半の15分ミルキィホームズに関する特集を放送するバラエティ番組のようなものを放送し、後半で本編のアニメを放送するという特異な放送形態をとっている。

ワタシがモテないのはどう考えてもお前らが悪い!:そのあまりに斬新というより恐いもの知らずな発想と着眼点に原作の漫画が発売された頃ネットで少し話題になった作品である。
主人公はオタクで人とのコミュニケーションが苦手でモテたいと思ってるのに全くモテず、それどころか友達すらいない通称「喪女」と呼ばれる女の子。
主人公は一様女ではあるが、明らかにこれはアニメ趣味に興じる私たちを風刺したものであり、そのまま男主人公にしてしまっては華がなさ過ぎて観てられないものになってしまうが故に話をオブラートに包む目的で主人公を女にしているのだと思われる。
話は主人公の寂しく虚しい高校生活を中心にオタク人間にとっての「あるあるネタ」を盛り込んだギャグアニメとなっており、非常に楽しめる作品になっている。
逆に、この作品を楽しめるということは自分もオタクなんだなあということを改めて再認識させられる形にもなった。

たまゆら モアアグレッシブ:この作品の紹介をトリに持ってきたのは、この作品が今期の作品の中で個人的に最も感銘を受けた素晴らしい作品だと思ったからである。
ヒロインは写真を撮るのが好きな女の子。
しかし主人公の父親は既に他界しており、彼女が使っているカメラは生前父親が使っていたものを譲り受けた遺品であった。
彼女は写真部を立ち上げ、仲間たちと共に父親が生前辿った足跡を父親のカメラと共に探していくという物語である。
ストーリーは毎話毎話実に素晴らしく、「父親は素敵な人間であったが今はもういない」というテイストを絶妙に駆使し、毎回涙を誘うものとなっている。
だが、それだけでなく写真に関しての概念的なことも作中でたびたび描かれ、時折ハッとさせられることもある。
主人公の撮影スタイルや作品が自分の作風と比較的近いということもあるかもしれない。
とにかくこれほどまでにいろいろなことを私の心に教えてくれたアニメは他にないかもしれない。
写真を撮ることが少しでも好きな人には是非とも観てもらいたい一作である。

 考察はこれで以上である。
今期はバラエティ豊かな作品が多く、大変楽しむことができた。
だが、ここで悲しいお知らせがある。
これまでの深夜アニメでは比較的私好みのアニメが数多く放送され、非常に楽しむことができていたのだが、来期の秋期はそのようなものが少なそうなのである。
恐らく考察もほとんど書くことができないだろう。非常に残念なことである。
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ムジです。
こちらでははじめまして。

ツイッターでもなかなか鋭いことをおっしゃる方だとは思っていましたが、洞察力にくわえてしっかりした考察力も感じる記事でした。

私はあんまりアニメを見ない(というかテレビを見ない)オタクなので、書かれている内容が正しいのかどうか判断できないのですが、アニメ考察としてしっかりした文章になっていると思います。

私は、「オタクというものは、自分の好きなものについて語れてナンボ」だと思っているので、きんなんさんみたいな「自分の言葉でしっかり語れるオタク」の方に出会えるとうれしくなります。

今後も自分の道を突き進んでいってください。
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Kinnan

Author:Kinnan
基本的に車と写真が好きです。
よろしくお願いします。

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