FC2ブログ

マウスドライバをTrackball WorksからX Mouse Button Controlに切り替えてみた

 Slim Blade Trackball(SBT)を昨日から使い始めているがこれは本当に素晴らしいトラックボールだ。
ただ前回の記事でも述べた通りマウスドライバであるTrackball Works(TW)の挙動がどうにも残念。
改善方法はないかと調べてみたところ、X Mouse Button Control(XMBC)というソフトに行き着いたので導入してみることにした。

 まずTWの何が残念かと言うと、アプリごとの個別のボタン設定でなぜかほとんどのアプリでキーストロークの設定が上手くできないこと。
これ以外の不満は特になく、Chrome始め自分が特に個別のボタン設定を適応したいソフトは設定できたので実用上大きな弊害はない。しかし自分は「原因のわからない不具合」「できるはずなのにできない」ということが嫌いである。
ハード自体は素晴らしいのにソフトウェアがきちんと動かないというストレスで使う気が失せてしまうのはあまりにも惜しいので、今回サードパーティ製のマウスドライバを導入してみることにした。

 なぜ今まで導入していなかったかと言うと、メーカー純正のマウスドライバは自社のマウスを識別して個別に適応させられるのに対して、フリーソフトのマウスドライバは接続しているマウスを汎用的に認識してボタンを設定するためにマウスとの併用に弊害が出るのではないかと懸念していたためである。
だが今回XMBCを導入してみて自分の懸念は気鬱であったことが分かった。(詳細は最後の方に記述)
以下導入から無事設定できるまでの顛末を記しておく。


 まず操作の競合を嫌ってTWをアンインストールしてXMBCをインストールしてみたところ、SBTの奥2つのボタンが認識されないという問題が発生した。
しかしこれはトラックボールへの知識を無駄に蓄えていたためにすぐに原因が判明した。

 SBTは当初TWではない専用のマウスドライバで使用するものとして発売されており、そこでは奥2つのボタンは「メディアモード」と「ビューモード」という音楽ソフトや動画再生ソフトの操作を直感的に行うための操作に変更する切り替えボタンとして割り当てられていた。
なぜそのように恐ろしく限定された用途に操作を割り当ててしまったのか理解に苦しむが、さらに酷いのはそのSBT専用ドライバでは操作の変更が一切できず、物理ボタンが4つあるのにもかかわらずSBTは実質2ボタントラックボールに成り下がってしまっていたのだ。
当然この仕様には批判が殺到し、ケンジントンはすぐにSBTをTWでも使えるように仕様を変更したのだった。

 このような経緯を経ている製品だったため奥ボタンは設計段階でOS単位では認識されないようになっており、後づけでTWのドライバで認識させていると予想したのだ。結果はビンゴ。TWを入れたところXMBCでも奥2つのボタンが認識された。
しかし次に面食らったのはXMBCのUIの分かりづらさ。詳細な設定ができるようになっているものの逆に設定項目が細かすぎて何から触れたらいいか分からない。さらに専門用語が多すぎて項目の意味すら分からないという有様。
しばらく同時押しの設定の場所が分からずに難儀したが、「キーコーディング」という項目で設定できることが分かった。

 ところが今度は同時押しを設定したはずなのに割り当てた操作が認識されない...
これには本当に頭を抱えて小1時間格闘したが、どうやら設定した項目のボタンの後に同時押しする設定に割り当てたボタンを押さないと操作が認識されないようである。
例えば左クリックの項目で右クリックとのキーコーディングで操作割り当てを行った場合、左クリックを最初に押してボタンを押したまま右クリックを押さないと割り当て操作が認識されない。逆に右を押した後左を押してもダメで、純正のTWで操作割り当てしたときのように同時押ししてもダメなようだ。
ただこれは双方向に同じ操作を割り当てて実際に操作する場面に対応できるようにした。
要するに左右クリック同時押しに割り当てたい機能は左クリックの項目で設定した後、右クリックの項目でも同様に設定し、左→右の順番で押しても右→左の順番で押しても同様の操作が行えるようにしたのである。
ほとんどの人にとっては何を言っているか分からないだろうが、XMBCでマウスのボタン同時押しに操作を割り当てたのに認識がうまくされないと思い悩んでいるという恐ろしくコアな同志に届けばいいと思っている。(ちなみにこの記事を書いていて左→右・右→左の操作が別々に認識されるということはそれぞれに個別の操作を割り当てられるってことだよなって思ったけど、それやったらマジで何が何だか分からなくなりそうだから自重しておく。)

 ソフト自体の分かりにくさと、同時押しのクセが理解できたのでここでやっと初めて操作の割り当ての設定を済ませていった。
まずはTWでも操作割り当てが出来ていた以下のソフトに同様の操作割り当てを行った。(いずれも左右クリック単押しはそのまま)
アプリ共通設定(左右同時押しでウインドウを閉じる、左上ボタンでタブを進む、右上ボタンで戻る、上ボタン同時押しでCtrl+S)
Chrome(左右同時押しでタブを閉じる、左上ボタンでタブを開く、右上ボタンで戻る、上ボタン同時押しで中クリック)
標準メモ帳(左右同時押しでウインドウを閉じる、左上ボタンでカット、右上ボタンでペースト、上ボタン同時押しでコピー)
LINE(メモ帳と同じ)

更にこれらに加えて今回新たに設定を加えたのが以下のソフト
Edge(Chromeと同じ)
Photoshop(左右同時押しでウインドウを閉じる、左上ボタンで選択解除、右上ボタンで自由変形、上ボタン同時押しでCtrl+S)
CLIP STUDIO(Photoshopと同じ)
ワードパッド(メモ帳と同じ)
iTunes(左右同時押しでウインドウを閉じる、左上ボタンで再生・停止、右上ボタンで次の曲にスキップ、上ボタン同時押しで前の曲に戻る)

特にフォトショとクリスタのボタン設定はできたら絶対作業がはかどるはずなのにと思いつつも設定ができずもどかしい思いをしていたので設定できたのは嬉しい。
同時押しの操作性のクセさえ慣れれば作業効率は抜群に上がりそうである。


 ちなみに懸念していたマウスとの競合だが、XMBCでM720はなぜか左右クリック以外ボタン認識されなかった。
Logicool Options(LO)インストール中はロジマウスに他アプリは干渉できないようになっているようで、LOで割り当てた操作と競合している様子はなかった。
ともあれ地味に最も懸念していた要素だったのでこれに問題が発生しなかったことは喜ばしい。
ケンジントンの最大の泣き所であるソフトウェアの問題が解決できた上にマウスとの併用も問題なくできることが分かり、より完成度の高まった作業環境で快適なPCライフを送れそうである。

(3/4追記) XMBC環境下でSBTを数日使用してみたところ小さな問題が発生したので対処法を記載しておく。
問題とは、クリックされてから実際に操作が反応されるまでコンマ数秒のタイムラグが発生するということ。これが日常的なドラッグ操作に支障をきたすのだ。例えばこれのせいでフォトショの長方形選択ツールでの選択がズレてしまうほか、文字を選択しようとしても最初の一文字が選択できなかったりしてしまう。

 対処法を探るべく設定をあれこれいじってみたところ「同時押しかどうか確定するまで元のボタンの機能をブロックする」という項目のチェックを外すことによってクリックとリニアに操作を行うことができることが分かった。これは同時押しの操作を設定した時間の間(標準設定では750コンマミリ秒)待機するという機能で、これで設定している時間分クリックの反映が遅れていたらしい。
ただつまりこれをオフにすると同時押しの操作待機時間がなくなるので同時押し操作の成功率が下がってしまう。結局設定を試行錯誤し、ひとまずウェブブラウザとフォトショとクリスタでだけこのチェックを外して運用してみることにした。
使っていく上で新たな問題点などが発生したらまたここで報告していこうと思う。
関連記事
スポンサーサイト

tag : トラックボール 設定 X Mouse Button Control XMBC

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Kinnan

Author:Kinnan
基本的に車と写真が好きです。
よろしくお願いします。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード